サッカー/海外移籍に必要な知識5つ【書類関連・手続き】
プロ・アマ問わず、現在は多くの日本人サッカー選手が海外に挑戦する時代となりました。
プレーする場所は十人十色で、サッカーの本場である欧州や南米をはじめ、アジア、オセアニア、アフリカなど、世界各国のリーグに日本人選手たちは活躍の場を広げています。
しかし、海外移籍に関する「書類」や「手続き」について、詳しい情報を正しく把握している選手は少ない印象です。
そこで今回は、海外移籍に必要な知識5つをご紹介します。
もし、この文章を読んでいるあなたが海外移籍を検討している場合、必ず役に立つ情報となるでしょう。
今後のサッカーキャリアのために、ぜひ参考にしてください。
契約書
新たに加入するクラブ(移籍先のチーム)に、選手として所属することを同意&証明するための書類です。
日本のJリーグでは、日本サッカー協会が指定した書式を使用する規定がありますが…
海外の場合は明確な規定が存在せず、契約書のルールが定められていないリーグもあります。
各クラブが独自に作成した書類を用いることが多く、契約内容については選手自身でも確認を怠らないことが必須です。
リリースレター
前所属クラブとの「契約満了」、または「契約解除」が成立していることを証明するための書類です。
クラブ代表者の直筆サインと印鑑が押された書類を準備し、その書類をPDF等でデータ管理することをオススメします。
理由は「契約手続きをスムーズに実施するため」で、オンライン上で契約を交わすクラブも現代では多く見受けられます(メール等で書類を添付する方法)。
その際、必ず「英語」で記載されたリリースレターを準備しましょう。
※移籍金が発生する場合は不要になるケースもある
TPOレター
TPOとは "Third Party Ownership" の略で、日本語に直訳すると「第三者保有権」となります。
移籍する選手の保有権を、前所属クラブが所有していないことを証明するための書類です。
リリースレターと同様に、クラブ代表者の直筆サインと印鑑が押された書類を「データ管理」しておくことがオススメです。
移籍期間(Transfer Window)
世界各国のリーグには、それぞれのサッカー協会で定められた「移籍期間(Transfer Window)」が存在します。
どんなに実力がある選手でも、移籍期間内にFIFAで定められた手続きを終えなければ、基本的に試合へ出場することができません。
自分が移籍したい国のリーグで定められた移籍期間を、必ず把握しておきましょう(下記リンク参照)。
◉FIFA公式サイト・移籍期間(Transfer Window)
※ページ下の「REGISTRATION PERIODS」と記載されたPDFデータ
ビザ・労働許可証
プロ契約の場合、サッカー選手として「就労」することになります。
一般社会で働くことと同様に、会社(クラブ)から "給与" を受け取る「外国人労働者」として、移籍先の国に住むためのビザ(労働許可証)が必要です。
ビザの手続や申請方法は、その国やクラブによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
※国やクラブにより取得方法や対応は異なるので参考までに
まとめ
海外移籍に必要な知識5つは、下記の通りです。
① 契約書
② リリースレター
③ TPOレター
④ 移籍期間(Transfer Window)
⑤ ビザ・労働許可証
以上の知識を理解した上で、海外リーグに挑戦しましょう。
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☑参考記事
◉サッカー履歴書・制作方法 / Football CVとは?
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